私立医学部受験のおはなし

私立医学部受験のホントのところ

医学部受験と予備校

家庭教師の視点から予備校のメリット・デメリットをまとめてみようと思います。

予備校のメリット

予備校に通うメリットにはどのようなものがあるでしょうか?家庭教師の視点から考える予備校のメリットは定時での授業なので、規則正しい生活のペースを作りやすいことです。また、ライバルなどが出来れば刺激を与えながら良い効果が現れやすいと言えます。センター試験や帝京の医学部を受験するのであれば、独学ではなかなか難しい国語の解法テクニックを身に付けるのに予備校はとても効果的です。ただし、予備校は通っているだけではなんの意味もありません。自分なりに吸収しようという意識がないと座って帰ってくるだけになります。

予備校のデメリット

一方予備校のデメリットにはどのようなものがあるでしょうか?予備校の授業は受け身の授業です。そのため、授業を聞いているだけで勉強した気になっている生徒が思いのほか多く存在します。そして、その授業も、授業を受けた時点で理解できなければ「復習する機会」ありません。よって、一発で理解して帰ってこないと受験まで理解できない状態を放置する事になります。

予備校の上手な使い方

まず、予備校に通うのであれば講義のまえに必ずテキストに目を通し、わからない用語や単語などをメモしておく事です。そして、その箇所を念入りに聴いてくることが重要です。予習をせずに講義を受けるのと、予習をした上で講義を受けるのとではまったく効率が違います。5分程度で構わないので上記の作業はかならず行って講義を受けましょう。また、一部家庭教師センターでは予備校は基本が出来ている人しか、向いていないような事を述べていますが、それは言い過ぎでしょう。基本が出来ているような人はなにも予備校に通う必要はありません。自分で勉強すればいいのですから。ただし、少なくとも自分は出来ていないという自覚があるのであれば軽くで構わないので予習して、わからない点をメモって講義を受けるぐらいの努力はしましょう。それさえできないのであれば予備校に通ている意味は皆無です。そういった生徒は勉強への取り組みを見直す必要があるので横で目を光らせる家庭教師一択になると思います。最後に一点。予備校に通うには30分~60分程度交通時間がかかっているはずです。自宅で勉強していればその時間も勉強が出来るわけですから、わざわざ時間を削って予備校に行くだけの成果を身に付けて帰ってくるよう、高い意識をもって講義を聴いてきてください。