私立医学部受験のおはなし

私立医学部受験のホントのところ

私は家庭教師として指導を行っている立場なんですけれども、いわゆるセンターさんがどういう形で生徒をあつめているのかに興味があってサイトをのぞいたりするわけです。そうすると、プロ講師が苦手教科を得意教科に!とか、プロ家庭教師が~大学医学部に合格させます!とかまあ、威勢の良いうたい文句が目に留まるわけです。しかし、私たち家庭教師も魔法を使えるわけではないので苦手教科を得意にしたりとか、相手の状況も見ずに医学部に合格させますよ~とかは言えないわけですよ。まあ、追い詰められてあまり軽率に調子のよい文句に乗せられない事です。とくにどこにでも広告が出てくるようなところはそれだけ広告費を使ってるわけで、その広告費のもとは何かって話ですから。ただし、①しかるべき期間をいただいて②志望校が明確であり③生徒本人にやる気があれば成績を上げる事は出来ますけどね。というわけで今回のテーマはダメ家庭教師の特徴です。まず①教材販売。必要ないでしょう。教材なんて。生徒が使ってるもので教えられるし、足りなければ自分でプリント作ります。そのあたりはプロなので職業ですから。何十万もかかる教材を買ってしまった生徒を指導したことありますが、教材にムダ金使うなら、医学部入学にむけて貯金に回してください。②年間契約。必要ないでしょう。これも。自分の指導力に自信があれば続けてもらえるわけだし。やめたがってるご家庭に行きつづけるのもつらいですし。年間契約は巧妙にかくしてるところもあるみたいだし怖いですね気をつけましょう。③~式とか~法とかの方法論。そういう方法論通りに出来る生徒なら、そもそも成績が伸び悩みません。レールに乗れない原因があるから低迷するのであって、十把一絡げな方法で伸びるなら、みんな合格するでしょう。まあ、うまくはまって伸びる子がいないわけではないでしょうけど。

医学部受験は合格に持っていくコツがあります。ありますけどそのコツを使うレベルまでまず生徒を引き上げなきゃいけません。そのためには日頃の勉強法の見直しから、苦手分野のあぶり出し、順序立てた苦手の補強など一朝一夕ではできません。どうしても時間がかかります。数年放置して積み重なった苦手を1,2か月で何とかできるとホントに思っているならしっかりした家庭教師は受けません。無理だから。プロですからそれなりのお金もらって「出来ませんでした」っていうのはお互い辛いですし。だから最初から受けません。逆にちゃんと勉強の大変さがわかっていてある程度の期間を与えていただけるご家庭の場合は真摯に取り組ませていただいてます。まあ、1,2か月で偏差値50の子を医学部にっていうのはセンターさんなら出来るかもしれないのでそちらにおまかせします(笑)。